為替変動のリスク
CFDでは、株式市場や商品先物市場などで取引を行いますが、海外市場の銘柄も取引を行う事ができます。海外市場の銘柄で取引を行う場合には、銘柄の価格変動だけでなく、為替変動のリスクも頭に入れて取引を行う必要があります。
例えば、アメリカ市場における株式CFDで、1株当たり20ドルの銘柄を100株購入する事にしましょう。このときにかかるコストは、
20ドルx100株=2000ドル
で す。1ドル=100円という為替レートで日本円に研鑽すると、20万円かかったことになります。この銘柄の価格が上昇して、1株あたり20ドルから30ド ルに上がった事にします。持ち株は全部で100株ですから、利益だけを計算しても1000ドルの利益がでます。それでは一株30ドルで持ち株100株を全 て売却する事にしましょう。
30ドルx100株=3000ドル
という計算になり、売却して手に入る金額は3000ドル。CFD取引においては、外貨出金ができないので、円へ戻して利益を得ることになります。為替レートが1ドル=100円のまま変化していなければ、利益は10万円ということになりますが、円高が進んでいて1ドル=80円だったら、利益はどのようになるのでしょうか?
3000ドルx80円=24万円
最初に支払った日本円は20万円ですから、利益は4万円ということになりますね。為替レートが変化していなければ10万円のはずだった利益が、為替レートが変化したために、利益が4万円と少なくなっています。
逆に、株を売却使用とした時に、円安が進んでいた場合にはどうなるのでしょうか?例えば1ドル=120円だったなら?
3000ドルx120円=36万円
最初に株の購入に費やしたのは20万円ですから、利益が大きくなって、なんと16万円の利益となりました。為替レートのおかげですね。
このように、為替の変動によって利益が減る事もあれば増えることもあります。それだけではありません。為替レートのために利益が損失に転じてしまうという悲劇すら起こる可能性があります。為替レートによるリスクは、なかなか侮れませんね。

